2010/07/16

Where is your final destination?

あれは確か、マケドニアの首都、スコピエでのことだったか。その時私は、ユーロからマケドニアの現地通貨に両替するために、デパートの内部にある両替所に行った。その両替所の店員に両替を頼むと、パスポートの提示を求められたので、パスポートを渡した。するとその店員は、私のパスポートの査証のページをペラペラめくり、無数の入出国のスタンプを見て、長く旅してるのだということを悟ると、私にこう言った。

「Where is your final destination?」

両替所の店員にこんな気の利いたことを言ってくる人はいなかったので驚いたが、私もすかさずこう返した。

「The end of the world」 かっこよく言うと「この世の果て」までと。


ポルトガルは、その国名の由来となった町、ポルト、ポルトガル人の誰もがお勧めする町、コインブラ、「7つの丘の街」と呼ばれる坂の多い首都、リスボン、歴史的な王宮、宮殿、城跡の残るシントラ、ユーラシア大陸最西端のロカ岬、夏には多くの観光客が集まるリゾート地、ラゴス、ユーラシア大陸最南西端のサグレスを訪れた。

ラゴスという町はリゾート地であるためホテルをはじめとする宿泊施設がも軒並み高い所ばかりだった。しかし、幸運にも「貸し部屋」をしている民家を見つけ、そこに安く滞在することができた。そのラゴスの海で久しぶりに泳いだ。エジプトのダハブ以来の海に興奮しすぎて、泳ぎ始めに若干溺れそうになってしまった。。。

夕方、民家に戻り自分で調理した料理とビールを飲みながら、民家のテラスでゆったりした気分で海と夕日が沈んでいく景色を眺めた。そうして優雅な時間を過ごしていると、この旅の終着地はここだな、と思うものがあった。

また、サグレスの岬もよかった。ロカ岬より知名度は低いが、サグレス岬には、見たことのないような植物が生き、断崖絶壁の崖があり、美しい海が広がり、まさに、「この世の果て」のような場所だった。

ポルトガルはスペインと比べると、どこか田舎的で、町も人も落ち着いている感じがした。そこに少し物足りなさを感じたりもしたが、ゆったりとした時間が流れるポルトガルは、旅の終わりを迎える旅人にとって最適の地であるのかもしれなかった。


レトロな路面電車が走る、ポルト


ポルトガル人の誰もが絶賛する、コインブラ


ポルトガル版松岡修造がいる、リスボン


ポルトガルの緑多き避暑地、シントラ


ユーラシア大陸最西端、ロカ岬


ポルトガル屈指のリゾート地、ラゴス


この世の果て、サグレス岬


ポルトガルビールシェアナンバー1、サグレスビール(フィーゴが広告塔) 
グビ グビ グビ プハ~。ビールが旨い季節がきましたな。
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