2009/11/14

山は聳え、鳥は舞う

ネパールという国には、旅に出る前から憧れを抱いていた。
実際にきて、あの雄大な山脈と豊かな自然を前にすると、心の安らぎを感じた。ネパールが山国ということもそう感じる要因の一つかもしれない。風景が、人の顔立ちが、日本のそれにちかい。 また、何十年前の日本もこのような慎ましくも、豊かな自然に囲まれた生活をしていたのではないかと想像することができる。つまり、ちょっとしたタイムスリップも味わえるのだ。

そして、旅をはじめてから常に30度以上の大地を旅してきた者にとって、この国の寒いくらいの気候は、暑さに疲れた体を癒してくれるオアシスのように感じる。これから先、インドに再入国するわけだが、インドと比べると全てのことにおいて丸みを帯びている。

話は変わるが、大学時代の友人が今日結婚式を迎える。この友人は高校時代に両手骨折という怪我を負いながらも、山形県代表としてサッカー全国大会に出場した実績の持ち主。

彼とは大学1年時のクラスで知り合い、サッカーという共通項があったことで、出会ってすぐに仲良くなった。大学では共に心理学系の講義を専攻し、同じサッカーチームに所属した。共に学び、汗を流し、多くを語り合った。また、卒業時にはヨーロッパ4カ国を旅した。おそらく大学時代に最も多くの時間を共有した友人であると思う。

そんな大切な友人の結婚式に出席できないことが、申し訳なく、また、とても残念でならない。私は今、日本から遠く離れているが、ここヒマラヤ山脈を望むポカラより、心からご結婚をお祝い申し上げたい。この山のように末永く、そしてお幸せに!

下の写真はマレーシア、ジョホールバルのスタジアム。ここはサッカー日本代表が初めて世界の切符を手に入れた、「ジョホールバルの歓喜」として有名なスタジアム。日本代表はここから世界へ羽ばたいた。


スタジアム全体



岡野が滑り込んでゴールしたのは多分この辺

2009/8/28撮影写真

2009/11/10

ネパールの少年

ネパール第2の都市であるポカラという町にいる。
昨日、どこ行くわけでもなく、宿の近くの湖畔を散歩していた時に出会った少年を紹介します。


小学生らしき一団を発見。














近くに座ると、寄ってきた笑顔の少年達。
















小学生にもかかわらず、高度な英語を話す。
忍者って日本にいるんだっけ?と聞かれ、その知識の豊富さにも驚いた。
この少年達は、おそらく私立の小学校に通っているのだろう。
小学生でネクタイとは、日本でもなかなか見ない。
















野性的な少年発見。















釣りをしていたが、釣れなかったようで、止めた。














ムシャクシャしたのか、いきなり湖に飛び込んだ。
















戻ってきてこの表情、この引き締った肉体。まだ少年だが何だかカッコイイ。
しかし、この写真撮影後、「オレンジジュース飲みたいから、5ルピー(約8円)ちょうだい」、とせがんできた。こんな金のたかり方覚えてほしくない。すかさず、ポイサチャイナ(金なんて無いさ)と私は言った。















2009/11/05

清く美しく

ヒマラヤ山脈を望む、標高約3000メートルの山へトレッキングに行ってきた。 無数に広がる棚田やヒマラヤ山脈の壮大な風景を前にただただ深く感動し、4日間のトレッキングで多くの体験ができた。ここで思い出深かったことをお伝えします。

山中の宿泊施設はホテルとは名ばかりの山小屋のようなもので、電気は通っていない。もちろんホットシャワーなど無く、夜の冷え込む時間帯にまず水シャワーなどまず浴びれない。しかし、3日目にどうしても体の垢を落としたくなり、意を決して日中の一番暖かい時間帯に体を洗うことにした。

村にある共同の流し場に行くと、そこで地元の村人たちが体を洗い、洗濯をしている。私もその仲間に入り、体を洗った。すると隣で洗っている少年たちが、最初はボケーっと私の様子を見ていたが、途中から大笑いを始めた。おそらく、この外国人、俺たちに混じって水を浴びてるよー、とでも言っていたのであろう。

ただ、水とはいえ、それはただの水ではない。ヒマラヤから流れてきたであろう、清き、冷たき水である。地元の人たちもこの冷水は堪えるらしく、声をあげながら浴びている。私も2、3度気合を入れ、水を浴び体を洗った。まさに修行だ。

ただ、言葉が通じないながらも地元の人たちと交流し、共に体を洗ったことで、体は寒くとも心は温かく満たされた気持ちになった。





エベレストに昇る朝日と雲海
















村の青少年の娯楽









新たに

春に始めた旅も、すでに半年以上経ちます。
今更ながらではありますが、ここで自己情報の発信、つまりブログを始めることにしました。 これからどれだけ情報を更新していけるか分かりませんが、この旅で感じたことを文字で、目にしたものを写真で、余計な装飾なくお伝えしていきたいと思います。
ネパール、カトマンズより。