2009/11/05

清く美しく

ヒマラヤ山脈を望む、標高約3000メートルの山へトレッキングに行ってきた。 無数に広がる棚田やヒマラヤ山脈の壮大な風景を前にただただ深く感動し、4日間のトレッキングで多くの体験ができた。ここで思い出深かったことをお伝えします。

山中の宿泊施設はホテルとは名ばかりの山小屋のようなもので、電気は通っていない。もちろんホットシャワーなど無く、夜の冷え込む時間帯にまず水シャワーなどまず浴びれない。しかし、3日目にどうしても体の垢を落としたくなり、意を決して日中の一番暖かい時間帯に体を洗うことにした。

村にある共同の流し場に行くと、そこで地元の村人たちが体を洗い、洗濯をしている。私もその仲間に入り、体を洗った。すると隣で洗っている少年たちが、最初はボケーっと私の様子を見ていたが、途中から大笑いを始めた。おそらく、この外国人、俺たちに混じって水を浴びてるよー、とでも言っていたのであろう。

ただ、水とはいえ、それはただの水ではない。ヒマラヤから流れてきたであろう、清き、冷たき水である。地元の人たちもこの冷水は堪えるらしく、声をあげながら浴びている。私も2、3度気合を入れ、水を浴び体を洗った。まさに修行だ。

ただ、言葉が通じないながらも地元の人たちと交流し、共に体を洗ったことで、体は寒くとも心は温かく満たされた気持ちになった。





エベレストに昇る朝日と雲海
















村の青少年の娯楽









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