ユーラシア大陸を離れ、新大陸、アフリカのエジプトへとやってきた。ただ、新しい大陸という、言葉こそ少し大袈裟に聞こえるものの、これまでの中東諸国と気候、言語、宗教、人の顔立ち等さほど変わりないようだ。ただし、、、である。シリアやヨルダンで会った、エジプトから中東に上がってきた人が口々に言っていたことがある。
エジプト人はひどい、と。
ある人は、エジプト人はインド人並み、ある人は、インド人より遥かにひどい、という。
そうは聞いていたものの、あまり気にせずにいると、到着したエジプトのNUWEIBA港から行き先であるDAHABに着くまでに、早速、洗礼を浴びることになる。
洗礼① NUWEIBA港の外貨両替所にできた列に並んでいると、その列へどんどん横入りしてくる。(マナー違反)
洗礼② DAHAB行きのバスに乗るために、港近くのバスターミナルに向かうが、バスはもう無いと言って自分のタクシーに乗せようとする。(虚偽)
洗礼③ DAHABのバスターミナルに着き、そこから乗り合いタクシーで宿街に向かうが、到着すると、最初の言い値より上乗せして請求してくる。(契約違反)
そんなの大したことないじゃん、と思われるかもしれない。でも、これが心優しき中東諸国を通ってきた身には、なかなか堪えたのである。
DAHABは、世界有数のダイビングスポット、高い透明度を誇る海、として有名らしい。イスラエルで会った、この旅で何度も偶然の再会をしているShigeと、互いの記憶をたどると実はマレーシアのマラッカで会っていた大学生のKobちゃんいわく、「あそこはやばい、沈没しますよ。」ということだった。沈没とは、バックパッカーの間で使われる言葉で、ある一つの街から動きたくなくなって、長逗留してしまうことである。
そう聞いたものの、「俺、旅にリゾート的なものは求めてはないから大丈夫。」と、その時は強がったのだった。その時は・・・
ところがである。DAHABに着いてみると、一瞬にして沈没したい気分に陥ってしまう。時間の流れがゆっくりなのだ。いや、時間は確実に着実に進んでいる。でも、急かされることが何もなければ、急ぐことも何もないのである。そして、最大の理由は、海にある。地中海のトルコ、キプロス、シリア、レバノンから見た海は自信をもって美しかったといえる。でも、そんな海と比べても、比べものにならないくらいDAHABの海は美しく透きとおっているのである。
DAHABには、こんな肩書きがあるらしい。
“恋するDAHAB”
「俺、旅に恋愛は求めてはないから大丈夫。」と、その時は強がったのだった。その時は・・・
と、ならねばよいが。。。
これで村田さんも沈没決定ですね笑
返信削除ダハブ楽しんでくださいね!!
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